Hearthstone を始めたばかりの方へ - あなたはカードを買うのか買わないのか。

どうも、こんにちはこんばんは。エクシークです。

 

今日は普段のHearthstone Ultimate Brawl関係(私が企画しているHearthstoneの賞金付き長期大会)の話ではなく、Hearthstone(以下HS) を始めたばかりの方(概ね1か月~3か月くらい)向けに個人的に常々思っている情報を置いておこうと思います。

 

HSはデジタルカードゲーム(DCGないしDTCG)

HSはリアルカードゲーム、いわゆるHSのリスペクト元であるマジック・ザ・ギャザリング、国産であれば遊戯王ヴァンガードなどがそのテーブルをデジタル上に移しただけです。私もマジックはやっておりました。

こういったカードゲームをやったことがある方は身をもって経験したことがあると思いますが、デッキを組むのに必要なカードがたくさんあります。もちろんレアリティの高いカードからいわゆるコモンカードそして、パーツの足りないデッキにおいては代替となるカードです。

 

始めに押さえておいて頂きたいことは、

土俵がデジタルになっただけで、カードは買う必要があるということです。

ここでHSを始めたばかりのあなたがどのようにカードを揃えるか選ぶことができます。

 

①カードゲームで基本セット+ブースターパック買うのは普通だよね?どのくらい買おう?

きっとあなたは過去もしくは現在リアルカードゲームを楽しんでおられた、おられる方でしょう。

どのくらいパックを買えばよいか、という問いに対する答えは非常に難しいです。

以下のポイントを指針にしていただけると良いと思います。

 

1.使いたいデッキを探そう。

現在の環境で強いデッキ、楽しいデッキ。情報はたくさんあります。海外サイト、日本のサイト。おそらく一番情報量が多いのはツイッターです。ハースストーンで検索しましょう。

ツイッター上の某御方をフォローしてみるのも良いでしょう。むしろフォローしましょう。

 

2.不要、余分なカードを魔素というポイントに変換して魔素でカードが作れる。

カードを分解する場合

コモン=5魔素 レア=20魔素

エピック=100魔素 レジェンダリー=400魔素

ゴールデンコモン=50魔素 ゴールデンレア=100魔素

ゴールデンエピック=400魔素 ゴールデンレジェンダリー=1600魔素

 

カードを魔素で作る場合

コモン=40魔素 レア=100魔素

エピック=400魔素 レジェンダリー=1600魔素

ゴールデンの作成は割愛(趣味の範囲です)

 

3.1パック5枚入り、レアは最低1枚入っている。

コモン*4+レア*1=40魔素 

最低値の単純計算で40パックを元手にレジェンダリーが1枚、30パックを元手にエピックが3枚作れる。

 

4.それぞれのエキスパンション(新しいセット)は10パック以内にレジェンダリーが出るようになりました。また、その後はおおよそ40パックで1枚レジェンダリーが出るような、救済タイマーのようなシステムがあります。失念しましたが、エピックにもいわゆるタイマーのようなものがあります。したがって、上記3.の最低値計算となるケースはほとんどない。

 

 5.あとはお財布とご相談ください。もし買われる場合は1回しか買えませんが歓迎バンドルというものがまずは値段的にも非常にリーズナブルかつ、クラシックパックはスタンダードルールではずっと使えるカード群、そしてレジェンダリーが1枚確定です。プレイングなどはTwitchなどで配信しているとてもうまいプレイヤーの皆様がいますのでそちらをご参考に。ドはまりした方はオフラインイベントで僕と握手しましょう。

 

②ゲーム上でカードを買うのはちょっと...ゲーム内通貨だけでなんとかならないの?

こちらを選ぶあなたは膨大な時間を割く覚悟、上記①のようにカードを分解・作成でデッキをやりくりする必要があります。忘れないでおいて頂きたいことは①を見る通り、分解・作成の場合確実に魔素計算で資産が減ってゆくことなります。

使うヒーローによっては中核となるレジェンダリーなどがあるので分解は計画的に。

 

さて、②の場合ゲーム内通貨を如何にして稼いでいくかということになります。

1パック=100Gです。

このゴールドを獲得する手段は以下の4通りしかありません。なお、実質3通り。

1.毎日のクエストを消化する。50~100G程度。

2.チュートリアル関係で少し貰える。

3.闘技場(アリーナ)で7勝以上する。

4.対戦で3勝ごとに10G、最大100Gまで。(1日ごとにリセット)

 

以上の手段しかありません。かなり大変であることはもうお判りでしょうか。1日せいぜい1、2パックです。

 

3.アリーナで7勝以上する。

アリーナ、闘技場というモードがあります。ゴールドで参加する場合150Gを元手として参加でき、3枚から1枚ピックアップ、30枚のデッキを作り、そのデッキで3敗するまでに何勝できるかというモードです。

ここで7勝すると、最低参加費である150Gは戻ってきます。これに+αのゴールド、カード、パックが追加でもらえるという感じになります。

したがって、7勝し続けることで無限にカードを獲得することができます。

ただし、アリーナの平均勝率世界1位(連続30回の平均勝率)でも8勝に届くかどうかです。(のはず。)

アリーナの難しさが少しお判りいただけたでしょうか。

私はアリーナとても苦手です。2,3勝で没です。なお、3勝で150G分のリターンの計算となっていたはずです。ゴールドは増えません。

 

②の道を行く方へ

勘の良い方はだんだんわかってきたかもしれませんが、デッキが仕上がる頃には新しいエキスパンションがリリースされたり、カードのバランス調整が入ることももちろんあります。

これらのリスクもすべて理解したうえでこちらの道を進んでください。

カードがない!デッキが作れない!初心者に優しくない!

そんなことはない、自分でこのいばらの道を選んだのだと理解してください。

とてもきつい言い方をするならば、カードゲームを作ってくれているクリエイターさんのお給料をあなたは1円も出していない、喫茶店に入って水だけ飲んで帰っていくような人ということです。

私もしがないサラリーマン。タダで仕事はしたくないものですね。自慢の商品は愉しんで頂きたいです。

 

課金・無課金論

私はここまで課金・無課金という言葉を使いませんでした。

初めに言った通りHSは、アルカードゲームのテーブルをデジタルに移しただけであり、カードは買うものであるという理解のためです。むしろ言うなれば、ダブったカードを貯めると持っていないカードに交換してもらえるんです。コモン140枚も貯めたの?!レジェンダリーと交換してあげるからもっと楽しんでよ!と言われているような感じです。

初めてDCGに触れて目玉が飛び出ましたね。(物理的に場所も取らないし)

カードを買う方、買わない方。結論は自由です。どっちがどうとか言いあうのも不毛ですし、良いも悪いもありません。

 

個人的には無(理のない)課金がこのゲームを楽しむ一番の方法じゃないかなぁ、と常々考えています。ある意味そのための賞金付き大会でもあります。みんなHS楽しんでほしい。

 

さぁ、入った入った、暖炉の傍へどうぞ。